【榎本由美】新・児童養護施設の子どもたち~消えない傷痕~(ストーリーな女たち・Vol.8)のネタバレ感想ブログ

新・児童養護施設の子どもたち~消えない傷痕~(ストーリーな女たち・Vol.8)のあらすじ、ネタバレ、感想情報です。

◆新・児童養護施設の子どもたち~消えない傷痕~(ストーリーな女たち・Vol.8)のネタバレあらすじ!育児放棄の実態が、ここに!

 

 

こんにちは、しおりですっ♪

旦那と2人の娘の4人家族で

専業主婦やってます!

 

 

家事や洗濯を終えた後に、スマホで漫画を読むのが

毎日のちょっとした楽しみっ♪

 

 

中でも『ストーリーな女たち』シリーズは

毎度毎度、度胆を抜かれる展開

驚き、悲しみ、感動など

いろんな感情を揺さぶってくれるんですよね。

 

 

今回わたしが読んだのは、こちら♪

 

 

ストーリーな女たち・Vol.8収録

『新・児童養護施設の子どもたち~消えない傷痕~』

 

 

 

世の中のことを何も知らない幼少時代は

親の存在が、絶対的な意味を持ちます。

 

 

もっとも身近な大人だけに

『お母さんのの言うことだから、正しいんだろうな』

と思ってしまいます。

 

 

でももし、母親が育児放棄するような人だったら・・・?

 

 

こちらの漫画は、育児放棄され続ける子供を描いた

究極のヒューマンドラマです!

 

 

というわけで今回は

『ストーリーな女たち・Vol.8収録

新・児童養護施設の子どもたち~消えない傷痕~』

のネタバレあらすじを紹介していきますね。

 

 

◆『新・児童養護施設の子どもたち~消えない傷痕~』のネタバレあらすじ

 

 

擁子(3歳くらい)は

母親と二人暮らしをしている。

 

 

家はまるっきりゴミ屋敷で

ゴキブリがうようよと這い回っているような

劣悪な環境である。

 

 

ズボラな性格の母親は

擁子にろくに食事も与えず

暮らしを改善するつもりもない。

 

 

◆保育園に通い始める擁子

 

 

24時間・年中無休の保育園に通うことになった擁子は

そこが、家とはまるで違う環境であることに驚く。

 

 

ちゃんとした食べ物も出るし

ゴミ袋の山もないし

ゴキブリだって、一匹も出てこない。

 

 

でも、同年代の子供たちは

擁子を『くさい』と言って、敬遠する。

 

 

家に帰ってきた擁子は、母親に対して

『くさいと言われたから、お風呂に入りたい』と言う。

 

 

母親は、そんな擁子が気に入らない。

『言いたい奴には、言わせておけばいい』

これが母親の言い分だった。

 

 

それでもお風呂に入る許可は出たため

擁子はシャワーを浴びる。

浴槽にもゴミの山が積んであるため

湯船には浸かれない。

 

 

そんな家庭だけに、着替えもままならない。

一着の服を何日も着て

物凄く汚れるまでは洗わないでいる。

 

 

食べ物だって、ろくに与えて貰えない。

ゴミの山の中から食べられるようなものを探し出し

見付かったら食べ、見付からなかったら寝るという

酷い暮らしである。

 

 

◆母の仕事は、風俗関係だった

 

 

擁子は、母親がどんな仕事をしているかを知らない。

また、とくに尋ねようともしない。

 

 

母親は、風俗のお店で働いていた。

擁子と違って体臭が漂ってこないのは

店で体を洗っていたためだった。

 

 

ある日、風俗の仕事を辞めて帰って来た母親は

擁子に向かって、『もう保育園に行かなくていい』と言う。

(このときすでに、母親は妊娠しているらしい)

 

 

『どうして? もう、友達と会えなくなるの?』と擁子。

 

 

擁子のそんな思いなどいざ知らす

母親は、擁子につらく当たる。

 

 

『お母さんと一緒にいられるのが

 そんなに嫌なのかい?

 そうかいそうかい・・・』

 

 

癇癪持ちの母親は、そんな風にして

擁子を置いて家を出ていく。

 

 

たった一人残された擁子は

ひもじい思いをしながら

ただ母親の帰りを待つ日々を送る。

 

 

母親は、ときどきは食べ物を持って帰ってくるが

栄養のあるものではなく、カップラーメンなどばかりで

擁子の健康状態も、徐々に崩れていく。

 

 

◆ある日、帰って来た母親のお腹は膨らんでいて・・・

 

 

たまにしか帰って来ない母親は

お腹に新しい命を授かっていた。

 

 

母親は擁子に対し、こんなことを言う。

 

 

『擁子、あんたはお姉ちゃんになるんだ。

 お腹の子が生まれたら、あんたを迎えに来るから

 それまでこの家で待ってるんだ。

 外に出ても行けないし、知らない人が来ても

 ドアを開けちゃダメだよ』

 

 

しかし母親は、本心では

擁子を厄介者としか思っていなかった・・・

新しい生活にとっての、疫病神としか・・・

 

 

幼い擁子は、自分では何もどうすることもできない。

母親の意見に従うしかなく

部屋の中でたった一人の生活を始める。

 

 

◆母親を妊娠させた男の名前は、レノン!

 

 

母親には、恋人ができていた。

名前はレノンで、お腹の子の父である。

 

 

母親はレノンに

擁子の存在を打ち明けてはいない。

 

 

『打ち明けたら捨てられる』

とでも思っているのだろう。

 

 

だからこそ、レノンは母親に

『アパートなんて引き払えよ』

と言ってくる。

 

 

しかし母親にしてみれば

擁子のこともあり、やすやすと引き払えはしない。

適当に誤魔化して、先送りにするばかりだ。

 

 

それからも母親は

ときどきは擁子の元に食糧を持って来てくれるが

擁子の様子などには気にも留めない。

まるで、放し飼いのペットに餌を与えるような感覚だ。

食糧を届けたら、さっさと去るのである。

 

 

◆季節は廻り、冬から春へ

 

 

擁子の状態を、母親以外の誰も知らないまま

季節が巡ってゆく。

 

 

いつしか春になると

擁子がいる家に、保育園の先生がやって来る。

 

 

保育園に収める月謝が

未納の状態だったためである。

 

 

『幼稚園の先生なら

 知らない人じゃないし 

 助けてくれる』

 

 

そう思った擁子だが

玄関は釘やガムテープで固定されていて

先生は中まで入って来れない。

 

 

かといって、痩せ細った擁子も、声を絞り出したり

ドアまで歩みよって、助けを求めたりすることが

できない状態だった。

 

 

水も食料もなく

どんどんやせ細ってゆく擁子・・・

 

 

◆母親は、出産のために家に帰って来た

 

 

母親はレノンと共に

出産するために家に帰って来た。

 

 

産婦人科ではお金が掛かるから、という理由のため

自力で生んでやろうとの魂胆らしい。

 

 

レノンは、ゴミ屋敷の状態に驚くが

とりあえず、赤ちゃんは無事に生まれる。

 

 

出産が住むと、レノンは赤ちゃんを連れて去り

母親も、すぐにいなくなってしまう。

 

 

瀕死の擁子は

助けを求めることもできずにいた・・・

 

 

◆レノンの通報によって、掃除屋がやって来る

 

 

母親の暮らしを見たレノンは

母親がアパートを引き払わない原因が

ゴミの山にあるのだと判断し

掃除屋に連絡して、掃除を依頼していた。

 

 

やってきた掃除屋たちによって

ようやく、擁子の姿が発見される!

 

 

なんという、悲惨な物語でしょう!

 

 

女性のみなさん

とくに、幼い子供がいるお母さん

妊娠中の方には、是非とも読んでいただきたい作品です。

 

 

一人一人が意識を持って生活すれば

世の中は、ずっと良い方向に向かうはずですから!

 

 

ストーリーな女たち・Vol.8には

他にも、育児放棄に関する作品が収録されています。

どれも、リアリティのある漫画ばかりですよ!

 

 

わたしは、いつも漫画は

スマホ電子コミックで読んでいます♪

 

 

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